茂原ツインサーキット 東コースは、ものすごくものすごくものすごく(ひつこい)難しかった。
2025年シーズン開幕しましたねえ。
すでに筑波サーキットで開催されているTTC1400シリーズは、第一戦を終了しており、我々は、予選1、2位。決勝1位、4位という結果でした。
それも1つ上の順位になるために、2秒も短縮しなければいけないという衝撃の1日を過ごしました。
もう、本当に動揺が激しくて・・・
予定を変更して、今回の記事は、「軽耐久走行会シリーズ第一戦」の様子を書きます。
昨年の筑波1000,袖ヶ浦フォレストレースウェイに引き続いての「軽自動車耐久"走行会"」シリーズ戦に出走してみよう。となりました。
本庄サーキット N-Nシリーズの方は、今年からプロジェクトμが協賛するほどの立派な大会になってしまったので、
「おっさんたちの出番は無くなったな。ふっ(遠い目。本庄サーキットのソーラパネルのあたり)」って、感じで参加イベントを変えることになりました。
イベントタイムスケジュールはこんな感じでした。
7時 パドック集合(というか、サーキット開門)
8時 受付開始
9時の2時間練習走行枠の前にドライバーズミーティングと車検(我々はNクラスなので、ジャッキアップをしてLSD非装着であることを確認)
9時から11時 練習走行
11時15分から30分 予選
お昼休み
12時半ぐらいから出走前ミーティング後、予選順に車両整列
13時 3時間耐久"走行会"開始
「茂原ツインサーキット」って・・・私は全く認識がない。
あ、いや、正確には、本庄サーキットの会員を受講した時にこの「茂原ツインサーキット」と共通会員だとは聞いていました。聞いたような気がする。あ、いや・・読んだような・・・
そんな感じの認識。で、朝7時にゲート前に到着した時に思い出しましたよ。「あ、ここか・・・」
仕事柄、確かに脇の道を通ることがありました。気にも留めず。「カート場なんだろうな。サーキットって言っても。」って感じで。
「ツイン」サーキットなので、敷地の中に入ると2つコースがありました。片方がカートやミニバイクコースで、我々が今回走る「東コース」というところが、様々なイベントが開催されているようです。なんか、コース場に地域の会社の看板がたくさん・・・すごいな。ここ。
すごいのは、大会自体も・・・小さな軽自動車耐久イベントだろ?と思っていたのですが・・・
TGR TEAM au TOM'Sの監督さんがやってきて挨拶をしてくれただけではなくて、一緒に走ってくれました。大会を。なんかすごいぞ。この大会。
一通り準備をして、4人で(今回は、オーナーが欠席)2時間の練習走行を開始って・・・まず、コースの入り方が分からない。
他の車両が向かっていく方向についていく。
コースは、左回りです。左回りコース初体験。
で、案の定、落とし穴があって、「コースの出方」も分からない。
ピットに向かう上り坂に向かって、右にターンしていったら、係員さんに止められた。
「ピートロード入口、ホワイトラインショートカットね。」え〜と????
もう一回、まずは、コースインとアウトの練習。ピットに戻るためのホワイトラインって・・・最終コーナーのだいぶ手前にあった赤い三角パイロン。これか!これの右側を走行って・・・最終コーナーをアクセル全開にしている状態で・・・なんか、ものすっごく狭く感じる。
ものすごく難しいコースです。恐らく、距離は筑波1000や本庄サーキットと変わらないと思います。
筑波1000は、コース2000を思い出すようなコーナーがあった。
本庄サーキットは、筑波1000よりも格段にコーナー数が多くて、とにかく息が上がってしまうコースだった。
この初体験の茂原ツインサーキット 東コースは・・・マイッタぞ。なんていうか・・・アクセルを踏んでいると、ものすごくフロントタイヤを消費している感じがする。なんかものすごくまずい。周りについていきたいから、アクセルを踏み込んでいるのにどんどん周りの車両から引き離されるっていうか・・・後ろを気にしないと走れない。(速い車両が近づいてくる。)
2時間の練習走行が終わって、全員無言。自分達が、どれぐらいの位置にいるのか分からない。というか、確実に遅い。他の車両と比べると。
係員さんが近づいてきて一言。
「このコース、初めてですか?」
「あ、はい。4人ともが今日、初めて走りました。」
「初見で1分フラットが普通です。」(まさしく4人とも1分フラット)
「この仕様で、このコースって、どれぐらいで周回するんですか?」
「55秒ですね。」
「そんなの無理だ・・・想像できない。」
「ああ・・・この車両、跳ねちゃっているから、足回り見直さないとダメですよ。」
その後、このコースの走り方をレクチャーしてくれた。(多分、"こいつら危ない”と思われたのかも。)
その後の予選順位は、出走14台中の14位。
「予選13位とのタイム差が2秒ってさあ・・・」
「この短いコースで、1週で2秒も差がつくなんて・・・一体どうなっているんだ?」
全員無言。「まあ、とにかくお昼ご飯を食べようよ。」
小さなサーキットなのですが・・・ちゃんと「お昼休み」がある理由がわかりました。
食堂の施設がすごく立派なんです。もてぎのグランツーリスモカフェのような食事が提供される場所でした。なんたって、かき氷・・・あ、いや、それは、筑波サーキットもあるか。ソフトクリーム!ソフトクリームが提供されるんですよ。しかも、千葉県特産「ピーナッツ」のソフトクリーム!くれ!花冷えだけど、食うぜ俺!って・・・売り切れだった。
すごく美味しいランチを食べながら、考えた作戦は・・・
「今日は、とにかく3時間の練習走行」
「エンジン回転数を抑えて、無給油で走り切る。」
「タイヤを消費しない走り方に変える。頑張ってもしょうがない。俺たちは、予選最後尾だ。」
こんな感じなので、「後ろから車両が近づいてきたら、とにかく譲る」ことにしていたのですが、私の後ろにくっついてきてしまう車両もあって・・・
「いや、頼むからさっさと前に行ってくれ。俺たち、一番遅いチームなんだよ。」
なんか、だいぶ気を使う1日でした。
3時間後の結果は・・・完走14台(全車両)、我々は10位でした。
正直、ほっとした。
スタート後、開始10分で1ラップされるのを見て、「3時間後に一体どれだけの周回差がつくんだろう・・・」と思っていたのですが、ペケではなかった。
この辺りが耐久レースの醍醐味だと思います。
だって、決勝走行中のベストラップは、やっぱり我々がペケで、一つ前のタイムまで2秒も差があったのですから。
一周をどれだけ頑張っても、まずはチェッカーフラッグを受けないと、結果はわからない。
TTC1400とJOY耐が優先なので、シリーズ全4戦を追いかけるかは未定ですが、できる限り参加したい大会だと思いました。
表彰式の時に外車整備係が言った言葉で気がついたのですが、「3時間、一回も黄旗が出なかった。」
すごい大会です。我々のような特別遅い車両も混在しながら、トップグループは、3時間後も数秒差でゴールという争いをしている中で、誰も黄旗を出すようなことをしないのですから。
できる限り参加を続けられるようにしたいと思います。
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