ビルシュタインダンパーをオーバーホールしました。
ヤクルト1000・・・やっと増産体制が整うみたいですねえ・・・
うちの会社も・・・大変大変。長蛇の列。え〜と、隣に並んだ若い娘さんは・・・最近入った派遣の女の子。何か・・何か話さないと・・・なんだかこの子は、人見知りなのか、あまりみんなと話さないんだよね。
「みんな・・・すごいね。ヤクルト買うのに廊下の向こうの方まで並んでる。」
「みんなヤク中。」
「は?」
「みんなヤクルト中毒!」
「あ、ああ。大きな声で言い直してくれたのね。ちょっと声が大きいかなあ・・・エレベータホールの皆さんが、こっち見てる。」
「ヤクが切れるとみんな手が震える。」
「やめよう!もう黙ろう!ねっ!!エレベータの中の人がみんなこっち見てる!今、ちょうど扉が開いたところ!」
「あっ!ヤクルトのおばさん(おねいさん)!この子、この子に1000を1ダース!」
「いや、あの・・・一人5本までしか・・・スイマセン・・・」
「わかった!わかったから!!今すぐ5本。さ、ほら、これを持って事務所に戻って!これで1週間来なくて済むでしょ?」
ふいい〜・・・危なかったぜ。変な噂がビル全体に蔓延するところだった・・・
「おばちゃん(おねいさん)も、融通を利かせないと・・・彼女、ここに来てたら、商売の邪魔をすることになったかもよ。」
「あ、いえ。全然。買ってくだされば。それよりも後ろ・・・」
ん?
振り向くと・・・みんながこっちを・・・なに?両手を前に握りしめて。
「若い娘にだけサービスするわけ?みんなに買って分けて!その台車全部。前に言ってたじゃない。いつか、このカゴの中身全部買うって。」
ふう・・・いかんな。おばちゃんとおっさんたちが・・・濁った目でこっちを見ないで。夢は、夢のままが美しいんだよ。はい。ヤクルト1000。1本ちょうだい。
はい。本題。あ、その前に業務連絡。今回も(誰に?)
11月6日に開催される本庄軽One耐久N-Nクラス最終戦にエントリーすることになります。
TTC1400大ベテランドライバー様のリヤサス周り対策部品組み込み完了。
どうやらこれで、「走行中にタイヤが取れてしまう。」心配はなくなるんだそうです。ABS組み込みのリヤホーシング一式に交換することで。
現仕様をメンバー全員がチェック走行できる・・・か、わかりませんが、とにかく11月6日の本番突入です。
さて本題。(毎回すまんね。前置きが長くて。)
AE86の彼からは、「レース用部品はなあ・・・中古は信用しない方がいいぞ。なんでも一回バラしてから使うようにしないと・・・この車高調、リヤはまだ大丈夫みたいだけど、フロントは終わってるから、走らせるなよ。」とは言われていたんだけど・・・まあ、試しに走らせてみようよ。
オーナーと外車整備係と共に筑波サーキットに集結。
オーナーが走ってみると・・・すぐにピットに戻ってきた。
「ステアリングホイール回しても、車が反応しない。」
ん?
次の走行で、外車整備係にチェンジだ。
「90°どころじゃないですよ。もっと回して、やっと車体が反応し始める。ダンロップの先を気をつけないとダメです。危ない。」
危ないって・・・そりゃ、確かにAE86の彼も「走らせるな。」って言ってたけどさ。そんなに変わるか?ショックアブソーバー交換しただけで。
・・・本当だった。
驚いた。フロントが全く反応しない。ヘアピンで、180°近くまでステアリングホールを回して、やっと旋回を始める。
それどころか、ダンロップの先の右ターンは・・・ダメダメ。どんどん右に出ていく!コースはみ出ちゃう!!
なんだこれ?ショックアブソーバー変えただけど、こんなに車体の動きが変わるのか?
TTC1400大ベテランドライバー様に話をすると・・・
「TRDショックを使うのが基本だよ。何?わざわざ中古品に金払ったの?中古品なんて何が起きるかわからないからダメだよ。必要な物があったら言いなさい。大体持ってるんだから。こっちは。」
あ、はい。
TRDダンパーで走るのは、1回でいいや。コクピット川越さんから戻ってきたビルシュタインダンパーのオーバーホール品を取り付けよう。
まあ、短いスパンでの同じ作業だからね。すぐに全部交換が終わる・・・と思っていたんだけど・・・
う〜ん???
これ、リヤダンパー取り付け部なんだけど・・・なんでかナットがこれ以上ネジ込めない。なんだこれ?
いいよ。ジャッキ下ろしてみようよ。
ジャッキを下ろしたら・・・オーナーと外車整備係がものすごく慌ててた。
「作業間違えた!ネジ一個入れ忘れた。」
ん???
あ、無理。写真掲載できないです。すんごく恐ろしい様子になってて。さっきのナット周りが。
慌ててもう一度ジャッキアップして・・・
「このTRDの黄色いダンパーの先についているナット。これを移植しないと車重でフルストロークしちゃうんだ。」
ナットを移植したら・・・安心。ちゃんと今度はジャッキダウンできたよ。
TRDの中古品はさ。フロント側が抜けた品だってことがわかったよ。身をもって。
「ショックアブソーバーが機能しなくなると車体はどんな動きをするか。」を学べたけどさ。
ビルシュタインダンパーのオーバーホールは・・・わかるかなあ・・・オーバーホール前との違い。
不安に思いながら、コースインすると・・・簡単簡単。ものすごく明快。
各コーナーの進入が楽になった。格段に。特に2ヘアピンで動きが全然違う。
今までは、ブレーキングしながら右ターンをしてしまうと、フロント側がギッコギッコって上下に振動してしまっていたんだ。そのために必ず直線でブレーキングを終了してから、ターンするようにしていたんだけど・・・
このオーバーホール品は大丈夫。ブレーキを踏んだまま、右に舵を切っていって、フロントが振動しない。
オーバーホールしてよかった。これまでの症状をあれこれ手書きで、コクピット川越さんに伝えておいたのもよかったのかも。
AE86の彼がコースイン。
戻ってくると・・・渋い顔。
「これ、リヤが硬すぎない?吹っ飛ぶような動きをするぞ。」
う〜ん・・・そうかなあ・・・
オーナーと私、外車整備係は、この車両に慣れてしまっているから・・・フォークリフト修理係に乗ってもらう。
外から様子を見ていると・・・確かに1コーナーで右リヤから白煙を上げてる。
どんどんタイムを上げていったら・・・1コーナーでブレーキを踏んだ途端、右リヤから白煙を上げてハーフスピン!
あり?
確かにパーキングブレーキがかからないんだけどね。右リヤだけ。
う〜ん・・・まあ、走行できないわけじゃないからなあ・・・まあ、新テーマってことで。
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